チャンピックスの効果実感にはいつまで服用が必要のか

禁煙治療において現在主流となっている治療方法の一つは、チャンピックスと呼ばれる錠剤タイプの禁煙補助薬を用いる方法ですが、この薬を使って禁煙治療を始める際に湧く疑問の一つが「薬の効果を実感できるようになるにはいつまで服用を続けなければならないのか」ということです。
結論を先に述べると、チャンピックスの効果は早い人であれば服用開始から1週間程度であらわれ、服用開始から3ヶ月が経過する頃には大半の人が実感できるようになります。チャンピックスを用いる禁煙治療では、服用を始めてから最初の3日間は0.5mg錠を1日1回、4日目からの4日間は同じ錠剤を1日2回服用し、8日目から1.0mg錠を1日2回服用していくという流れになっています。最初の1週間の服用量が少ないのは、徐々に薬に身体を適応させて副作用が発現する可能性を減らすのが目的となっており、この期間は喫煙をしながら薬を服用することが認められています。ただし、最初の1週間の中でタバコを吸うのが苦痛に感じられるようになった場合には、そこで喫煙をやめてしまうこともできます。実際に喫煙者の中には、チャンピックスの服用を開始してから3日が経過した頃から禁煙治療開始前には得られていた喫煙時の快感がなくなっていき、服用を開始して5~6日後経過すると何本タバコを吸っても全く満足感が得られなくなったり、吸うことで逆にストレスがたまるようになって喫煙をやめたというようなケースも少なくありません。
チャンピックスは強く作用する薬なので、服用を始めると薬の副作用のリスクとニコチン依存症の離脱症状の両方に立ち向かわなければなりません。しかし、飲み続けることでどちらの症状も徐々に緩和されていき、同時に薬効を徐々に実感できるようになっていくので、身体が辛い状態であってもやめずに飲み続けましょう。