ディナー後に服用するチャンピックスの47日目

チャンピックスは、アメリカで開発された禁煙補助薬で、脳内のニコチン受容体と結合して、少量だけdopamineを放出するというのが基本的な作用機序です。タバコを吸わなくても平気な状態でいられるという点においてはニコレットなどのニコチン置換療法と同様ですが、ニコチン自体を補給しないという点に違いがあります。このために、ニコレットの場合は使用をやめた時に禁煙をスタートした時と同様に禁断症状に見舞われますが、チャンピックスの場合はこの様な自体にはなりません。

なお、チャンピックスを服用している時にタバコを吸っても気持ち良くなることはありません。これは、ニコチンが作用する受容体が塞がれた様な状態になっているので、dopamineを分泌することができないからです。このために、これを明確に理解するために、チャンピックスを服用してから1週間の間はタバコを吸っても構わないとしています。この期間中にタバコを吸う必要性が全くないということをきちんと理解できれば、成功する確率はかなり高くなります。

7日間のタバコとの併用が終了して以降の8日目からは、チャンピックスのみの完全禁煙がスタートします。朝食と夕食後に水かお湯で1ミリグラム服用するということが規定のルールで、12週間が経過するまで毎日続けなくてはなりません。特にきついのは、完全禁煙がスタートしてからの数日間で、ディナー後に一服していた様なタイプの人は口寂しさを感じることになります。ただし、この精神的な依存はいずれは脱却できるので、半分程度が経過した47日目にもなればほとんど問題は無くなっています。このために、規定のルールである12週間医療機関できちんと受診した人は、約50パーセントという高い成功率を記録しています。